飯食いたくない話

咀嚼が嫌いだ。単に顎の力がないだけでなく、食べ物の種類によっては頭に響いて頭が痛くなってくる。柔らかいものは好き。豆腐とか、カフェオレとか。でもそういうものはカロリーが少なくてバテやすい。カフェオレは大量にガムシロップを入れるので高カロリーだけど、ほぼ砂糖水飲んでいるようなもんだからそれはそれでバテやすい。カフェオレは柔らかいというか液体か。

おいしい・まずいの区別も、人より薄い気がする。幼少期の嫌な思い出(嫌いな食べ物に文句言い続けたら母親にぶん殴られた)で、好き嫌い=悪みたいな構図が頭にある。結果なんでも食べるけど特別好きなものもなくなった。

今、家に食べるものがない。生ゴミの日に出しそびれた、腐った魚と腐ったかぼちゃが冷蔵庫にいるだけだ。スーパーに行かないと食べるものがない。昨日の夜から何も食べてないので、そろそろ何か食べたほうが良い。低血糖だか貧血症だかなので、定期的に血糖値あげとかないとそろそろ倒れる。

でも気が進まない。

つきつめると、一人でご飯を食べるのが嫌だ。実家にいた頃は一人飯が好きだった。一人暮らしをはじめて、友達が出来てから、摂取する以外の食事の楽しさを覚えた。特に、食べるのが好きな年上の親友との食事は最高だった。食べるの好きな人は最高だ。

そろそろ重い腰を上げてスーパーに行く。それで、おいしいとかまずいとか関係なく、カップ麺とカット野菜を買う。あと豆腐。
料理もたまにするけど、おいしいとかではなく栄養重視なので、味気ない。

お金持ちになったら、完全栄養食を買いたい。もしくは、おいしいご飯を作ってくれて、一緒に楽しく食べてくれる人と暮らしたい。そっちのが難しそうだな。